economics
手っ取り早くリアルオプションの概要について理解するの良い資料
コーポレートファイナンスの授業でリアルオプションについてのプレゼンをしなきゃいけないのだが、教科書で使っている
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コーポレート ファイナンス(第8版) 下 リチャード・ブリーリー スチュワート・マイヤーズ フランクリン・アレン 日経BP社 2007-03-15 売り上げランキング : 18322 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
の説明がわかりにくすぎる。書評はべた褒めですが、これしかバイブルが無いとしたら、ホント終わってる気がします。つうか、日本語訳がうんこなのかもしれないな。
で、リアルオプションに限って言えば色々本が出ているのですが、ネットで手に入る資料でバッと概要がつかめ、かつ、「内容が無い」なんて事が無い資料として見つけたのものとして、日銀金融研究所から出てる「金融研究」に載っていた論文が丁度良いのではないかと思った所存です。
◆金融研究第21巻第2号(2002年6月発行) リアル・オプションの基本原理と経済学への応用について ― 不確実性下の意思決定モデル ―
これは、割とリアルオプションについてまともに書かれている、気がする。と言うことで、うちの班の人がもしここを見ていたら、これを読んでおくことをオススメします。
「金融研究」に載ってる論文は日本語文献としてはアクセスしやすいしこう言う「まとめました」的な論文が多いので嬉しいです。
パラパラ見てたら、MSCBの価格についてのDPを東大の楠岡先生が書いていたりしたので後で読んでみよう。
人の研究の話ばかり聞いていないで自分でも何か研究しろ!
とか言われそうだな。
先週もミクロ経済学・ゲーム理論セミナーに行ってきた。発表者は、日大の丸田利昌先生でした。
内容は↓
演 題 : Multiplicity and sensitivity of stochastically stable equilibria in coordination games
< abstract >
We investigate the equilibrium selection problem in n-person binary coordination games by means of the adaptive play with mistakes (Young 1993). We show that whenever the difference between the deviation losses of respective equilibria is not overwhelming, the stochastic stability exhibits a notable dependence on payoff parameters associated with strategy profiles where the numbers of players for the respective strategies are nearly equal. This feature necessitates the existence of games that possess multiple stochastically stable equilibria. Journal of Economic Literature Classification Numbers: C70, C72, D70.KEYWORDS: Equilibrium selection, stochastic stability, unanimity game, coordination game.
著作権保護期間延長問題に対する計量分析による意見表明を読んで
- 2007-10-20 (土)
- economics
このネタで記事書こうと思っていたらMIAUとか設立されるし、なんか、鮮度落ちたネタだけど一応書いておこう。
著作権法の非親告罪化問題、著作権保護期間問題、コンテンツダウンロード違法化問題など、最近著作権に関わる問題が取り沙汰されています。
その中でも、ここ最近、大きく取り上げられてきていたのが、文化審議会著作権分科会「私的録音録画小委員会」で取り上げられていた、ダウンロード違法化問題。(詳しくは、津田さんのインタビューなどを見てくださいな。)
現行法では、著作権侵害をしているデータをダウンロードをする側をとがめる事は出来ないが、それを限定的に罰する事を可能にしようと言う意見が権利者側から出され、それに対して委員会の大半による「消極的賛成」によって、審議会の報告書の草案に「違法と見なすべきと言う意見が大勢であった」と記述されてしまった。
この報告書の草案(中間整理)に関して現在パブリックコメントを募っており、津田さんのインタビューを読んでいて、この問題に関して興味があったし、なにより、白田先生の魂の叫びのことを思い出して、自分もパブコメ出さなきゃと思い立ち、自分なりにいろいろ考えてたりしてました。ダウンロードの違法化がおよぼす影響って何だろうなあといろいろ考えたのですが、なかなかうまく表せれない・・・
上の津田さんのインタビューにも有るように直接影響の様なモノは少ないんだけど、これが著作権法全般に関する規制強化の引き金を引きかねない。そこで、こういった状況を経済学だとどう分析すればいいのかなあってぼーっと考えてたりしたわけです。
で、そんな感じで、特に自分の意見をどう持って行けばいいのか考えてる間に、こんな記事が載ったんですよね。
◆著作権保護期間の延長、経済学的には「損」 「毒入りのケーキ」が再創造を阻む (1/2) - ITmedia News
◆著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org | フォーラムの公開シンポジウム | 公開トークイベント vol.5
著作権保護期間延長問題を考えるフォーラムの、松本零士がキレた第一回のイベントで、田中先生は今後、経済効果等についての計量的分析を進めて発表すると言っていたが、今回その成果の一部が出てきたようだ。
著作権保護期間延長に関する経済効果の分析は、2003年米国のフリードマン、アロー、アカロフなどによる著作権保護期間延長問題の裁判に提出した意見書などがあるが、日本ではあまりみられない(っていうか恐らく初めて?)。田中先生の研究は今回は書籍に絞られてのモノであった。
結論として、書籍における保護期間延長効果は、印税の一割程度の上昇としており、これに関しては、さらに議論があるのだろうが、こうやって数字として表れたときにその議論の説得力はかなり大きいと思う。また、映画創作の刺激の効果の有無なんて研究もおもしろい。しかも書いてるの学部生なんだよな・・・
やっぱり、 社会科学の研究は視線をちゃんと浮ついた、数学のエクササイズになっちゃ行けないんだなあと思ったり(まあ、僕は数学のエクササイズにもなってないけど)、経済学もまだまだ使えるのではないかと思ったりするのであった。
と言うことで、ダウンロード違法化問題に関しても経済学的な視点からもう少し考えてみることにします。
今年のノーベル経済学賞はメカニズムデザイン理論の発展に寄与した方々でした!
ってことで、ちょうどこの前「応用ゲーム理論」で勉強したばかりですねw
受賞したのはこの三方
Leonid Hurwicz, Eric S. Maskin , Roger B. Myerson
恥ずかしながら、Hurwiczさんは知りませんでした・・・宇沢弘文との仕事があるらしいのですが・・・
「メカニズムデザイン」とは日本語で言うところの「制度設計」で、簡単に言うと経済主体のインセンティブを維持して、いかに機能する「制度」を「設計」するかと言うお話です(そのままで説明になってない・・・)
具体的な話だと、どのような「契約」を作れば、契約を結ぶ当事者にインセンティブを持たせられるか、とか円滑に動く組織を作るためには、どのような人事制度(報酬システム、etc…)を構築すればいいか、という感じの話で、もっと大雑把に言うと契約の理論とかオークションの理論が有名です。中身はゲーム理論だったりします。 (契約の理論は、伊藤秀士氏によるこのサーベイが、組織の経済学は、この本が有名みたいです。via:2007-10-15 - Economics Lovers Live。)
ちなみに僕の修論でやりたいことは、もろにメカニズムデザインだったりするので、最近、ここら辺の本をぽろぽろと読むようにしていたのですが、僕って先見の明があるってことですかね?(違う)
2000年に入ってからのノーベル経済学賞は、ミクロ、ミクロ、ミクロ、計量、マクロ、ミクロ、マクロと来て、トムソンは、オークションの理論でミルグロムを予想してたり、産業組織論のTiroleを出したりして、ここら辺の分野が来ること自体は予想してたみたい、まあ、結局は応用範囲の広さって事なんでしょうかねえ。
つう事で、そのうち柳川先生「契約と組織の経済学」を読もうかなと思ったのでした。
オークションってむずいっす
論文探して見たけどよく分からん・・・
でも答え聞くと「あー」で終わってしまうんだろうな・・・
「あー」で終わってしまう俺の数十時間にならないように少しでも頑張らねば・・・
と言うことで、オークションの事全然載ってなかったけどこの本良かったですよ。
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ゲームと情報の経済学 (現代経済学のコア) 細江 守紀 村田 省三 西原 宏 勁草書房 2006-06-01 売り上げランキング : 233909 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
岡田章の「ゲーム理論」に届かないまでも、それなりに数式を使って説明してある本ってあんまり無い(もしくは、よく分からんほんばっかな)のでゲームとか情報経済とか興味があって、もう少しちゃんとやっていこうという人にはオススメだと思う。自分は・・・どうだろう・・・?
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